チャボについて

 日本のチャボの原産地は、鶏の祖先の産地である印度支那地方だと 言われておりますが、 明確に指定するには
困難な様です。 チャボの原種が、我が国に初めて渡来した年代は、明らかではありませんが、
おそらく、シャモと同様に徳川時代の初期に、当時交流のあった占領(チャンパ:現在のベトナム辺り)から輸入された
ものと思われますもともとチャボは漢字で「矮鶏」と書きますが、チャボの語源は、
この占領がなまったものと言われいます。 チャボは、徳川時代の亭保年代にはすでに10数種の内種が作出され、
天明、寛成ごろ黄金時代を迎え、 当時の優秀なものや、新種には1羽20両から30両もの価格で
取引されていたと言われ、一般庶民というよりは当時の大名や豪商たちの間で流行していたものと思われます。
その後、愛好家たちの不断の努力によって今日の様な数多くの内種が作出され、昭和16年に
国の天然記念物として指定されました。
チャボは海外でも盆栽、錦鯉と並んで、日本の伝統文化としての人気があり特にタイやアメリカ、イギリス、ドイツなどの
国々では、多くの愛好家がおり、品評会が盛大に開催されています。

 

                                                                                                       チャボの内種                 
                    日本チャボ保存協会では次の25内種を認定しています 。


 単色種
 (1)白矮鶏しろちゃぼ(2)黒矮鶏くろちゃぼ(3)真黒矮鶏しんくろちゃぼ(4)浅黄矮鶏あさぎちゃぼ
( (5)淡毛猩々矮鶏うすげしょうじょうちゃぼ 
 複色種                                                        
 (6)碁石矮鶏ごいしちゃぼ(7)桜碁石矮鶏さくらごいしちゃぼ(8)三色碁石矮鶏みいろごいしちゃぼ(9)桂矮鶏かつらちゃぼ  
 (10)猩々矮鶏しょうじょうちゃぼ(11)銀鈴波矮鶏 ぎんすずなみちゃぼ(12)金鈴波矮鶏きんすずなみちゃぼ  
 (13)加比丹猩々矮鶏かぴたんしょうじょうちゃぼ、 (14)源平矮鶏げんぺいちゃぼ(15)鞍掛源平矮鶏くらかけげんぺいちゃぼ 
 (16)銀笹矮鶏ぎんざさちゃぼ(17)金笹矮鶏きんざさちゃぼ、(18)白笹矮鶏しろざさちゃぼ(19)赤笹矮鶏あかざさちゃぼ       
 (20)黄笹矮鶏きざさちゃぼ    
 変異種            
 ( 21)逆毛矮鶏さかげちゃぼ、(22)糸毛矮鶏いとげちゃぼ(23)翁矮鶏おきなちゃぼ大冠矮鶏たいかんちゃぼ(25)達磨矮鶏だるまちゃぼ   

 

                      チャボ審査標準

(                      (全日本チャボ保存協会制定)

                   標準体重(標準より 120グラム以上重いと失格)

 

 雄の形状 (昭和十年版、養鶏組合中央会、家禽体型標準)
 頭(あたま)・・・・・稍々大にして広く、顔は円く滑らか。
 冠(かん)・・・・・単冠にして大きく、頭上に直立し整然と五歯に分裂する。
 肉髯(にくぜん)・・・・冠に調和した大きさで、円く開き垂下する。
 嘴(くちばし)・・・・勁く僅かに彎曲する。
 眼(め)・・・・・割合大きくよく張る。
 耳朶(じだ)・・・・大にして円滑なり。
 頚(くび)・・・・・稍々短かく著しく後方に湾曲し、豊多の頚羽は良く肩を覆う。
 躯幹(くかん)・・・・極めて短く円く良く充実する。
 背(せ)・・・・・甚だ短かく広く、鞍羽は豊多なり。
 胸(むね)・・・・・良く充実して円く、前方に凸出す。
 腹(はら)・・・・・短かく深く且つ緊実し、軟羽は密にして短かし。
 翼(つばさ)・・・・大にして長く、翼尖は著しく下垂して地面に達する。
 尾(お)・・・・尾筒は、頗る大にしてよく拡張し、直立して冠尾に接触せんとす。謡羽は長く殆ど直立し僅かに彎曲し、覆尾羽は豊多にして
 よく主尾羽の上に拡がる。
 脚(あし)及び趾(あしゆび)・・・・・腿は太さ中等にして極めて短かく、脛は滑らかにして頗る短かく、趾は小にして真直、よく開帳する。
 雌の形状
 頭(あたま)・・・・・稍々大きく広く、顔は円く滑らか。
 冠(かん)・・・・・単冠にして大きさ中等、頭上に緊著直立し整然たる五歯に分裂する。
 肉髯(にくぜん)・・・・大きさ中位にしで、円し。
 嘴(くちばし)・・・・勁くよく彎曲す。
 眼(め)・・・・・大きくてよく張る。
 耳朶(じだ)・・・・大きさ中等にして円滑なり。
 頚(くび)・・・・・短かく著しく後方に湾曲する。
 躯幹(くかん・・・・極めて短く円く充実する。
 背(せ)・・・・・甚だ短かく、広く鞍羽豊多なり。
 胸(むね)・・・・・充実して円く凸出す。
 腹(はら)・・・・・短かく深く且つ充実し、軟羽は短かし。
 翼(つばさ)・・・・大にして長く、翼尖は著しく下垂して地に達する。
 尾お・・・・尾筒は、大にしてよく開帳拡張し、直立する。
 脚(あし)及び趾(あしゆび)・・・・・腿は太さ中等にして極めて短かく、脛は滑らかにして頗る短かく太く、趾は小にして真直によく開帳する。